今年ももうすぐ夏休みがやってきますね。
学校の宿題だけでなくその他の家庭学習を頑張れば子どもの学力は一気に逆転することも可能なのが夏休みです。
そんな、夏休みや普段の家庭学習にお勧めの教材をご紹介します。
自宅学習といっても、タブレット学習・映像+紙ベースの通信講座・ドリルや問題集を使った学習等様々な学習方法があります。
お子さんの学力や向き不向き、ご家庭の状況によって向いている教材が違うのでそれぞれの環境に合った教材選びの手助けになればと思います。
忙しい保護者のご家庭
もちろん子育てしている保護者の方は全員忙しいと思いますが、
なかなか勉強を教えてあげる時間や〇つけをする時間がないというご家庭の場合はやはりタブレット学習が一番おすすめです。
子供の学習時間を把握しやすかったり、習慣化しやすいというメリットがあります。
また、文字を読むのが苦手なお子さんにとっても映像学習でビジュアル化されてより理解しやすいのがタブレット学習の良い面です。
これまで自宅学習の習慣がまだ身についていないというご家庭でも習慣化を身につけやすい学習方法だと思います。
下記は数あるタブレット学習の中で実績があり評判のいい通信講座の「スマイルゼミ・チャレンジタッチ・Z会・すらら」4社のそれぞれの特徴についてまとめています。
スマイルゼミ
①学校の学習とプラスアルファの学習が可能
②実物付録ではなく画面上のアバターの着せ替え・カード集め・デジタルゲーム
③英語プレミアムに別途入会するとフォニックスも学べる
④学校の教科書を選択できるため学校と同じ順番や教材で学習することが出来る

⑤専用タブレット
チャレンジタッチ(進研ゼミ)
①基礎の学力が定着
②実物の付録でモチベーションを上げたい子におすすめ
③学校の教科書を選択できるため学校と同じ順番や教材で学習することが出来る
④年3回赤ペン先生の添削指導あり
⑤専用タブレット
Z会
①学校の学習とプラスアルファの学習が充実
②学習以外のご褒美要素を必要としないご家庭(ポイントを貯めるともらえるものもある)
③学校の進む順番と異なる
④中学受験を視野に入れている
⑤iPadもしくは専用タブレット
すらら
①個人のペースに合わせて学習ができる(不登校や学習障害がある子供にも寄り添った内容)
②他学年の復習や予習もできる
③学校の進む順番と異なる
④子供の質問対応や親へのアドバイスなどフォローが充実している
どのタブレット学習も実績がありだいたい同一価格帯(すららを除く)で内容的にはどれも優れた教材です。

どれを選んだらいいか迷っている場合は、お子さんの学力レベルや付録の要不要などの要素で考えると選びやすいのではないかと思います。
学習を見たりフォローする時間があるご家庭
子どもの家庭学習をじっくり見る時間がある場合は、紙ベースの自宅学習がお勧めです。
保護者が〇つけをしたりが教えることで子供の学力が把握でき、その子に足りない部分を補ってあげることもできます。
親子のコミュニケーションも深くなるので、その分お互いがストレスを感じてしまう場合もあるかもしれないリスクもあるので注意が必要です。
子供が問題を間違えてもイライラしない保護者のかたにはおすすめです。
ちなみに我が家は上の子達の手がかからなくなったため一番下の子だけ紙ベースの学習をやっています。
紙ベースの学習と言ってもドリルや通信講座があります。
ドリルだと本屋で子供のレベルや目的に合わせたドリルを選ぶことができますが、その分リサーチする時間も必要になります。
通信講座であれば、その子に合わせたコースさえ選べばいいので時間もかからず、第三者の目も入るため学習を継続しやすくなるのではないかと思います。
評判のいい紙ベースの通信講座
Z会
言わずと知れた通信講座で、基本紙ベースですが授業動画のある単元もあります。
日々の学習は自分で〇つけをしますが、1か月に1回の提出課題については5教科すべてで添削してもらえるためフォローがしっかりしています。
ちなみに私の親戚は中学時代ずっとZ会をやって塾へ行かず開成高校に入学したのち東大法学部に入学しました!!
スタディサプリ
手持ちの端末で授業動画を見て、ドリルもしくはプリント印刷で学習するスタイルで国語・算数・理科・社会の4教科に対応しています。
価格がとても良心的(4教科¥2178)なのも魅力です。
質問受付・〇つけ・解説等のサポートはないので基本的に親がやることになります。
東進ハイスクール(四谷大塚)
四谷大塚の1カ月に2~7回の授業動画(教科により回数が違う)の配信と毎日の算数プリント10問の配信があります。
授業動画の確認テストはオンラインでマークシートで回答するという形式なので親の〇つけ等の負担はありませんが、毎回の授業動画配信の前に授業で使用するプリントを印刷する必要があります。
質問受付等もないので、わからない部分は親が教えてあげる必要があります。
国語・算数・理科・社会の4教科対応で、年10回のテストもあり、中学受験にも対応しています。
お勧めドリル
我が家の一番下の子は現在家庭学習はドリル学習をしています。
理由はコスパがいいからです。
本屋に何度も通ってリサーチして我が子のレベルにあったドリルを選んでいますが、実際にやってみて実力がついたり、子供ひとりでやってもわかりやすいドリルをいくつかご紹介します。
算数編
算数が苦手~普通の場合
学研プラスの『早ね早おき朝5分ドリル』は、新出単元の問題解説が丁寧でわかりやすく子供だけでも理解できるため、習っていない部分もどんどん進めることができます。
問題量も問題の質もよく勉強嫌いの我が子達でも毎日継続することができたドリルです。
計算が得意な場合
受験研究社の『特訓ドリル計算』や『標準問題集』『ハイクラス問題集』がおすすめです。
基礎問題~ハイレベル問題がステップアップしながら学べる構成になっています。
解説も詳しいので、子どもだけの自主学習にぴったりの教材です。
国語編
『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集』・・・文章の読解力をつける基礎固めの問題集
『なぞ解きストーリードリル』・・・子供が好きななぞ解きストーリーの中にことわざや慣用句が組み込まれていて語彙力や読解力を身につけることができる問題集
この2つの問題集は勉強嫌いの我が子が嫌がらずに学習できる問題集です。
「本当の国語力」の方は子供だけでやらずに親も一緒に学習することをお勧めします。
ドリル選びのポイント
①子供の学力にあったドリルを選ぶ・・・簡単だと飽きて、難しいとやる気がでない
②なるべく子供だけで自学出来るように詳しい解説がある
③多すぎない問題量・・・達成感を味わえるようにやり遂げられる問題量のドリル
親の負担を減らしつつ、子供の学力が伸びるような自学が継続できる問題集選びが大事です。
ドリル学習の注意点
自宅学習をドリル学習にする場合とても大事なのがすぐに〇つけをして間違っていたらその場でやり直すことです。
子どもにまかせて自分で〇つけをするように伝えていても、さぼっていたりやり直しまで終わっていない場合や虫食い問題などの難しい問題を飛ばしていたりということがしょっちゅうあるので必ず確認するようにしています。
・必ず日付を書くようにする(サボり防止)
・〇つけしているか確認する
・やり直しをしているか確認する
まとめ
今回は、自宅学習におすすめの教材をタイプ別にご紹介しました。
それぞれのご家庭の生活スタイルやお子さんの学習レベルにあわせて少しでも参考になればと思います。
どれを選んだらいいのか益々悩むと言う方は、お子さんがその学習を継続しやすいかどうかに注視して選ぶことをお勧めします。
自宅学習はとにかく毎日少しずつでも継続することが一番大事なので、一番続けやすい学習を選んであげることが学力アップに繋がります。
我が家の子供たちは、高学歴の親が多く教育熱心なご家庭が多い地域の公立小学校・公立中学校に通っています。
私はもともと教育熱心ではないのですが、周りの環境で我が子が落ちこぼれになって自己肯定感が下がってしまうということにならないために家庭学習に力を入れるようになりました。
塾へ通っていたり中学受験をする子供も多いクラスの中で、国語・算数が得意という結果が出ているので、塾へ行かなくても家庭学習でタブレット学習やドリル学習を毎日コツコツやれば、とても力がつくなと実感しています。