今回は読み書き苦手な子供にとって、間違えやすいアルファベット(bdpqなど)の覚え方やアルファベットを読めるようになったけどなかなか書けないという子供のための学習方法や習得するのに使用したテキストなどを詳しくご紹介します。
ローマ字・アルファベットの読みがまだできない場合は、読みの覚え方について【アルファベットの覚え方】で詳しくご紹介していますのでそちらを先に読んでいただくことをお勧めします。
混乱しやすい文字の覚え方
読み書き苦手な子供にとってはアルファベットは特に読みにくく覚えにくい文字です。
アルファベットの中でも特に「b」や「d」、「p」や「q」などはとても混乱しやすい文字なので、手を使って覚える方法をご紹介します。
混乱したときに手を使っていつでも確認ができるので知っているととても役立ちます。
左手でb 右手でd 左手でp 右手でq の形を表します。
英語は左から右に読むので「a・b(左手で形を作って)・c・d(右手で形を作って)」とアルファベット順に唱えながら覚えればOKです。
qは「数字の9と同じ形」でもわかりやすいです。
これなら、忘れてしまっても授業中やテスト中などいつでも自分の手で確認できます。
また「n」や「m」も混乱しやすい文字です。
nは山が1つmは山が2つと教えましたが、どっちがどっちだっけ?となってしまうので、アルファベット順に2 m 1nと数が小さくなると付け加えると説明します。
これらはなかなか定着できず混乱しやすい文字なので文章が読めたり書けたりするようになった我が子は今でも特にbとdはしょっちゅう読み間違えます。
ですが、テストの時など混乱して忘れてしまっても、思い出す方法を知っていれば子供も安心ですので、是非教えてあげてください。
アルファベットに慣れる
アルファベット読みとフォニックス読みを覚えるのと同時に下記のテキストでアルファベットに慣れる練習をしました。
アルファベットをビジョントレーニングを活用しながら色々なアプローチで学習していくので、子供も飽きずに進められるお勧めのテキストです。
アルファベットをかけるように
読むことができるようになったら書く練習をします。
何度も繰り返し覚えるまで書くなどという練習の仕方はしません。
漢字の覚え方と同様に、
見本をよく見て書く⇒見本を手で隠して書く⇒間違えたらまたよく見て書く
見本を隠して正しく書ければOKです。
最後に・・・
読み書きが苦手な子供にとってローマ字・アルファベットの習得はひらがな・カタカナ・漢字以上に大変なので、怒らず焦らず根気強く教えてあげてください。(日本に比べ英語圏にディスレクシアの子が多いのはアルファベットが読み書き苦手な子供にとって難しい文字ということだそうです。)
うちの子はパソコンで何かを検索したい思い(イラストを検索したい!マイクラのコマンドを調べたい!など。。。)があったので、パソコンボタンの表記である大文字は早めに習得できましたが、小文字にはとても苦戦しました。
「b・d」「p・q」「h・n」「m・n」等混乱しやすい文字は、どこが違うのか子供自身で見つけてみたり、丁寧に教えてあげるようにしました。
そして、「練習しておきなー」の声掛けだけではどうしても覚えられない日が続きましたが、
「今日中に必ずa~nまで覚えちゃお!」と声をかけると。。。子供の気合が入ったようで一気に覚えてしまいました。
メンタルってとても大事なんだと思い知らされました。
もっと早くその言葉を言っておけば。。。
そして、覚えたものをずっとキープしておけるように時々振り返って復習することが大事です。
せっかく覚えてもすぐに忘れてしまうので継続して復習し、長期記憶に入れてしまいましょう。
子供がなかなか覚えられなかったり覚えてもしばらくすると忘れてしまったりすると親はどうしてもイライラしてしまいがちですが、アルファベットは読み書き苦手な子にとって、すごーく難しい文字ということを念頭においておいておくと気持ちが楽になります。
アルファベットの習得はとても苦戦して親も子も泣きそうになり忍耐力が必要でしたが、今ではあきらめずがんばってよかったと思います。
アルファベットを習得したら、中学英語に向けて英語の先取り学習をお勧めします。
最近の中学英語の内容は親世代が中学生だった頃の内容よりもかなりレベルが高く進むスピードも早いのでついていくのがとても大変になります。次の記事の 【小学生の英語学習】は中学英語につながる英語学習になるので是非参考にしてみてください。