英語が苦手な中学生の【英単語】を効率的に覚える方法(読み書き苦手・ディスレクシア)

読み書き苦手な子供にとって中学英語はとても大きなハードルです。

ですが、フォニックスで英語の読み方のルールの基礎をしっかり覚えてから、一気に多くの単語に触れ基本の英単語を覚えてしまえば英語が苦手な子でも、中学英語がさっぱりわからないという状況から脱出できました。

英単語を暗記する方法を情報収集し、色々と試してみて、読み書きにが苦手な我が子でも覚えやすい方法が見つかったのでやり方をご紹介します。

冒頭でもありますが、まずはフォニックスの習得が大前提になってきます。

フォニックスを習得習得しているのとしていないのとでは、今後の英語学習において大変さが雲泥の差ほど変わってくると思うので強くお勧めしたいです。

この記事ではフォニックスを習得してからの次の段階にやるといい内容になっていますので、現在フォニックスを習得していない方は【小学生の英語学習①フォニックス】を合わせてご覧ください。

市販の単語帳を使って繰り返し音読しながら目に入れて長期記憶にいれてしまう

英単語はイラストで覚えるタイプ・耳から覚えるタイプ・長文から覚えるタイプなどいくつか試してみたのですが、一番効果があった覚え方は「中学校3年間の英単語が1カ月で1000語覚えられる本」という本を使用した覚え方です。

よくある単語帳の内容と違っていて、一つの単語にいくつもの意味がのっていたり、派生語が出ていたり、2行程度の例文がのっていたりするものではなく、1つの単語に1つか2つの意味(ほとんど1つ)にとどめられていて、覚える時のポイントや必要に応じて短い例文などがあるというとてもシンプルな単語帳です。

英語が苦手な子にとってはたくさんの意味がのっていたり派生語があったりするとテキストを見ただけで嫌気がさしてしまいます。

シンプルな見やすい単語帳で覚えるというのが見やすくて気に入ったようです。

このテキストは1日に多くの単語にふれてそれを何日も反復して定着させていくという覚え方です。

大学受験等の教育系ユーチューバーもよくこのやり方で単語をたくさん覚える方法が紹介されています。

この本は、自分で計画を立てなくても反復できるよう、説明のとおりに毎日取り組めばいいように工夫されています。

読み書き苦手な我が子は本の計画どおりに進めるのはちょっとハードルが高そうだったので、1度に触れる量を減らしたり反復の回数を増やしたりしています。

長期休み等を利用して一気に3年分の単語を覚えてしまえば、授業の理解度も深まり英語に対する苦手意識がだいぶ減っていきました。

本の題名に1か月とありますが、1か月にこだわらず数カ月かけて毎日くり返しやることが大事だと思います。

とにかく何度も何度も反復して長期記憶に入れてしまうという方法がこれから先の英語学習にも生かされてくるので、英語が苦手なお子さんは是非試してほしい学習法です。

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上記の本は過去形・過去分詞形は出ていないので別途プリントを作成して覚えています。

記憶術を使ってなかなか覚えられない単語を覚える

上記のやり方で基本の単語を覚えますが、その中でもどうしてもなかなか覚えにくいものが出てきます。

そういった単語は、記憶術を使って覚えるのがお勧めです。

数年前から、記憶術に興味があり調べてみると色々な通信講座がありましたが、どれも高額だったため本を探してみたところ「超効率すごい記憶術」という本当にすごい本に出合いました。

親子でこの本の内容を実践してみたところすぐに記憶術の場所法を習得できてしまいました。

記憶術には色々な方法がありますが、一番ためになったのがストーリー法と場所法というものです。

一部では場所法を習得するのは難しいと言われていて、私も場所法は自分にはできないかなとやる前からあきらめていたのですが、子供と一緒に試してみたところ二人ともすぐに習得できてしまいました。

場所法は多くのメモリーアスリート(記憶力の選手)にも使われている技術だそうです。

本にやり方が詳しくのっているので、まずは親御さんが本を読んでやり方を把握してからお子さんと一緒に実践してみることをお勧めします。

英単語教科書の内容も「場所法」を使って、覚えられることに驚きました。

学生時代の時に知っていたら今とは違う人生だったかもなと思うくらいすごい記憶術です。

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読み書き苦手な子供でも短時間で覚えることができるようになったので、子供自身もとてもびっくりしていました。

読み書きが苦手(ディスレクシア)な子は、空間認知・空間把握に長けている子供が多いそうです。

我が子も特に空間認知に長けているテスト結果が出たことがあるのでこの記憶法が向いているタイプだったのではないかと思います。

ただ、長期記憶にするためにはこの記憶法だけではなく、復習が必要です。

定期テスト前などの直前に短期的に覚えたい時などに使うと効果的なのではないかと思います。

読み書きが苦手な子供だけでなく、記憶力に苦手意識がある方にも是非試してほしい勉強法です。

場所法だけでなく、ストーリー法についても記されているので空間認知が苦手でも、自分にあった記憶法を身につけておくと将来も役に立つ場面が沢山あると思います。

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英単語スペルの覚え方

定期テスト前になると単語のスペルを覚えなければいけないので大変です。日頃の家庭学習で意味はわかるようにまでしておいて、テスト前はスペルを覚えることに専念します。

①テキストの単語の間違いやすい部分(フォニックスのルールと違っている部分など)と対応する読み(カタカナもしくは発音記号)にそれぞれに〇をつける

②単語をよく見て書き間違いやすい部分に〇をつける

③テキストと②の単語を隠して書く

隠して書いて間違っていたら②③を繰り返すします。

漢字を覚える時とほとんど同じようなやり方で、なんどもひたすら書くというやり方ではなく、かくして書けたら終わりです。

翌日に復習して、書けなければ②③を繰り返します。

ここでもとにかく復習が大事なので、「忘れた頃もしくは忘れそうな頃に復習する!」を繰り返していると記憶が定着していきます。

夜寝る前にやって翌朝復習というルーティンでやり、数日後に最初から復習してみるというやりかたでやってみるといいと思います。

復習する単語は覚えられない単語のみで大丈夫です。

英単語表を自作する

テスト前になると英単語表を、私がエクセルで作成してトイレや机の前に貼っています。
作成の際に注意することは、

  1. 文字のフォントに注意 『UD デジタル 教科書体 』がおすすめ
  2. 英語の文字の色を青にして、日本語は黒にする
  3. 暗記用の単語表は英語の文字を黒または青・日本語をオレンジにして赤シートで隠せるようにする
  4. 英語に慣れるまでは発音も表記する

①文字のフォントは『UD デジタル 教科書体 』が見やすくて実際に書く文字にも似ているので理解しやすくおすすめです。(ユニバーサルデザイン)

②青ペンで書くと記憶しやすいという勉強法を信じて、英語の文字を青にすることで記憶の定着を狙ってます。

③英語に慣れるまではカタカナ、カタカナが苦手なおこさんにはひらがなで発音表記を書く。

テストを復習

テストの復習を子供がやるのは当たり前なんですが塾に行ってない場合は、親御さんがテストの復習をして、教科書のどのあたりが重点的に出題されているか確認する事をお勧めします。

先生の問題の出し方の傾向を見ておくと次のテストの対策ができます。

無理に覚えなくていい単語や覚えた方がいい単語等もわかってくるのでテスト勉強が効率よくできるようになりますので是非やってみるといいと思います。

スペルを書かなければいけない単語は教科書のこのあたりから出題されているな。

など、教科書に付箋を貼っていくと出題傾向が見えてきます。

読み書き苦手な子どもにとっては、テスト範囲は膨大なので全部をカバーするのは大変です。

なので、出題の傾向をみて教科書やワークのどのあたりが出題されやすいかを予想してあげて、勉強の範囲を絞ると点数にもつながってきます。

また、出題されている問題をじっくりみると、高校受験の形式でだされていたり、学校で配られるワークの形式で出されていたりということもわかってきます。

高校受験の形式で出題されている場合は、市販のワークを購入するなどして、定期テスト対策することをお勧めします。

我が子の中学校はまさに高校受験形式だったのでこちらの問題集を使用しています。

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さいごに

読み書きが苦手だから英単語を覚えられないのは仕方ないとあきらめず、まずはしっかりフォニックスを習得してから今回ご紹介した学習方法を参考にしてみてください。

知っている単語が増えれば、文法の理解も深まりますし、文を読むのも楽になるので長期休暇などを使って気合を入れて一気に覚えてしまうことをお勧めします。

読み書きが苦手なタイプの子は覚えたと思っても、しばらくすると忘れてしまう場合が多いので、忘れてしまってもがっかりせずとにかく長期記憶に入るまで何度も繰り返すことが重要です。

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