低学年の頃の我が子は、読み聞かせ以外本を読むことが大嫌いでした。
数年後に「お願いだから早く〇〇の7巻(小説)を買って!!」という言葉が出てくるなんて想像もしていませんでした。
ひらがなカタカナを読む練習は【音読の学習方法】の記事にあるようにアプリ等を使って、読み間違いはあっても少しずつ読めるようになっていきましたが、本嫌いはしばらく続き無理に読ませようとはせず好きなアニメばかり見る日々が続きました。
このまま、一生本好きになることはないだろうと、思っていた我が子が気が付くと、自然な流れで本がどんどん好きになっていきました。
中学生になった今では、5教科の中でまさかの国語が一番の得意教科(漢字以外!)になりました。
この経験を読み書き苦手なお子さんに是非知ってもらい、お役に立てる情報をお伝えできればと思います。
好きなアニメのコミック本を勧めてみた
アニメで大好きだったワンピースのコミック本が家にたくさんあったので読んでみることを勧めてみました。
するとアニメを見てどはまりしていたのでどんどん読むようになりました。
アニメは時間を決めたり制限をしていましたが、コミック本は子供が字を読んでいることがうれしくて、あまり時間の制限はしませんでした。
ここが子供が本好きになるターニングポイントだったのではないかと思います!
まず好きなアニメを見つけて、そのアニメのコミックを好きなだけ読んだことが活字に慣れるきっかけとなりました。
好きなアニメがなかったら、色々なジャンルを見せてあげて興味を持てるものを見つけてみてください。
我が家は、Amazonプライムに加入しているので昔のアニメや最新のアニメまで楽しんでいます。
コミック本はフリガナも絵もたくさんあるので、文字を読むのが苦手なこどもにも受け入れやすいです。
コミックを読むようになったころは、漫画ばかり読んでいて小説に興味を持ってくれるなんて思いもしませんでしたし、このままじゃまずいなと思うくらい漫画にのめりこんでいました。
でも、とことんのめりこんで100巻近く読んでいたのでその頃には文字に対するアレルギーが少なくなっていたのだと思います。
コミックは絵ばっかりでも、大人が読んでも面白いような漫画を読んでいたので、難しい言葉や漢字もたくさん出てきます。
絵とフリガナで内容が理解でき語彙力もあがっていったのではないかと思います。
そのため子供向けの漫画よりも大人でも楽しめる漫画で何十巻も続いているような長編の作品をおすすめします。
是非子供が興味を持ったアニメのコミックをまずはたくさん読ませてあげてみてはどうでしょうか。
最初にはまったコミック👇ワンピース
次にはまったのが👇名探偵コナン
余談になりますが、コミックは持っていないけどお勧めのアニメが「キングダム」です。キングダムを好きになったおかげで、歴史に興味を持ち歴史好きになりました!
子供用の物語を読ませてみる
次に漫画で文字に慣れていったので、小学校高学年でしたが、まずは低学年向けの物語を読ませてみました。
本屋さんに一緒に行って自分で選ぶのが一番いいと思います。
いくつかシリーズがある本だと興味が持てれば継続して読めるのでシリーズ本をお勧めします。
図書館で借りるのが経済的にもいいのですが、なかなか借りに行ったり返しに行ったりする時間が持てなかったり、返す期限が決まっているため図書館は利用しませんでした。
購入して期限にせまられず読みたい気分になったら読むという感じで読んだり何度か繰り返し読んだりしていました。
古本屋が近所になくなってしまったので、Amazonやメルカリには古本もあるので活用しています。
コミック本のノベル(小説)版を読む
物語を読めるようになった頃、お気に入りの漫画のノベル版を買ってあげて小説も読めるようになってきました。
漫画の本編には描かれていない裏話などが小説になっていたりするので子供はとても興味を持って喜んで読みました。
大人向けのノベルティ版が多いので、フリガナなしの漢字が多いのですが、正しく読めなくてもあまり気にせず内容は理解できているようでした。
そしてどうしても気になった、言葉は電子辞書を使って調べているようです。
ノベル版があるアニメはワンピース、コナン、鬼滅の刃、呪術回線などなど子供にも大人にも人気のアニメはほとんど小説が出版されているのでおすすめです。
好きな小説を読む
コミック本のノベルティ版ばかり読んでいたのですが、本屋で気に入った表紙の子供用小説を見つけて読むようになりました。
今は『恐怖コレクター』という本にはまっています。
読み書きの苦手が治った??
小学校卒業の頃には小説まで読めるようになっていたので、「もしかしたら読みの苦手はなくなったのでは??」と思っていました。
しかし、中学進学に向けて地域の学習支援サポートでの検査では「読み書きに時間がかかり支援が必要」との結果でした。
そのため、テストの時などの合理的配慮は今も続けていただいています。
ですが、小説が読めるようになったことで以前より文章の理解度は上がっているので、国語のテストの文章読解では以前より良い点数が取れるようになったのは事実です。
読み書き苦手だから本を読むことをあきらめたり、
逆になんとか本を読んでほしいと思うあまりコミックやアニメを見せないのは逆効果だと思います。
今はアニメばかり見ていても、その子のタイミングで漫画が読めるようになり、小説も読めるようになることもあり得るので、「読み書きが苦手だから本は読まないとだろう」とあきらめず、ながーい目でみてあげてください。
子供がアニメばっかり見て全然勉強してくれない時、「いつか、コミック本や小説に興味を持ってたくさん読みたいという気持ちになるときがくるかもなー」という思いでいたらストレスをためずに見守ることができるかもしれません。
読み書き苦手な我が子が5年間継続した通信講座です☟
集中力アップ・読み書きにも大事な運動機能を養う講座です☟